松島コラム 『年末のご挨拶』

『年末のご挨拶』 2023年12月

 今年の5月より配信を始めた「幸せな受験ラジオ」も、おかげさまで放送回数が300回を超え、これまでに60校近い私学の先生や在校生にご出演いただきました。来年も引き続き、学校選びの一助になるような番組を目指してまいります。
 さて、先日逗子開成高校の在校生にインタビューをしました。中学生や高校生に話を聞く場合は、事前に質問を共有して、収録日までに考えて来てもらうのですが、今回も生徒会長(高校2年生)、生徒副会長(高校1年生)のお二人に「生徒会ではどのような活動をしているのか」「生徒会活動以外ではどんな活動をしているのか」「逗子開成の魅力とは」というシンプルな質問を用意しました。収録当日が初対面なので「どんな生徒さんなのかな」と楽しみにしていたのですが、「立て板に水」とはこのことで、緊張している様子もなく、冒頭から自分の言葉でわかりやすく、かつユーモアを交えながら話し始めたのです。私でも番組の中で話がまとまらなかったり、途中でかんでしまったりすることがよくあるのに、彼らは一度もかまずに上手に話をまとめるのです。「高校生でここまで話せるのか」と正直驚きましたが、同時に「この子たちならアドリブでもいけそうだな」といういたずら心が生まれました。「逗子開成あるあるってありますか」とか「将来はどう考えていますか」など、予定になかった質問を投げてみたのですが、二人とも見事におもしろいエピソードを交えながら話をしてくれました。最後の「受験生や保護者の方へのメッセージ」も秀逸でした。もし彼らが自分の子でしたら泣いてしまうかもしれません。そんな二人からのメッセージ、よかったら下記のQRコードから聴いてみてください。
 「とある花まるの先生が、わが子の中学受験に直面した」というブログをお読みになったことがあるでしょうか。花まるグループのホームページから、「花まるSTORY」→「わが子の中学受験」に進んでいただくか、下記のQRコードからご覧になれます。執筆者は黎明期から花まる学習会を支えてきた女性社員で、以前にFCの英語を担当していたこともあります。そんな彼女が、中学受験させるために長男をFCに入れてから受験するまでの闘いの日々を、赤裸々につづっています。最新号は「下がる偏差値とパンドラの箱」(6年生11月)。この号では、彼女自身が中学受験経験者であるがゆえに、どこまで口を出すべきか葛藤している様子がうかがえます。果たして「パンドラの箱」とはなんでしょう? 「花まるの先生でもこんな悩みを持つのか!」「わが家と同じだ!」など共感できる内容やクスっと笑えるエピソードも散りばめられています。なお登場する長男SくんはすでにFCを卒業しております。この先の内容や何話で完結するのかは聞いておりませんが、ご興味のある方は次号以降も楽しみにお待ちください。
 さてスクールFCは2024年2月に門前仲町校(東京都江東区)を開校いたします。私にとって門前仲町はたいへん縁の深い場所です。35年前、最初に入社した塾で、初めて責任者として任された校舎が門前仲町でした。新規立ち上げから関わり、そのまま校舎長として5年間、地域の皆さまには大変お世話になりました。当時は、大江戸線はおろか、有楽町線も延伸していなかった時代ですので、中央区の佃・月島・晴海や江東区の東雲・豊洲・辰巳・枝川などの方々はバスを使って門前仲町まで通ってくださいました。おかげさまで開校から2年ほどで満席となり、たくさんの受験生や保護者、そして仲間とも出会うことができました。その意味でも私を育ててくれた場所が門前仲町だと思っています。現在その塾はありませんが、またこうして門前仲町に校舎を出す機会に恵まれたことに、感慨深いものがあります。近隣にお知り合いの方がいらっしゃいましたら、ご案内くだされば幸いです。
 今年もスクールFC、西郡学習道場、シグマTECHの運営にご支援・ご協力をいただきまして、本当にありがとうございました。2024年がみなさまにとって幸せな一年になりますようお祈りしております。

スクールFC代表 松島伸浩

「とある花まるの先生がわが子の中学受験に直面した」