お知らせ
2018年3月13日(火)
【テレビ寺子屋】放映予定のお知らせ<3月18日> ~フジテレビ(関東圏)、テレビ愛媛~
テレビ寺子屋 フジテレビ(関東圏)での放送、第2弾です!
今回のテーマは「没頭力とパートナー力」。
幼児期と言われる4~9才の間、
子どもに「好きなこと」を見つけさせるのはとても大切なことです。 ある女性編集者が自慢気にこう言いました。 「高濱さん、私、小学校から高校まで国語のテストだけはずっと満点でした。」と。 そこで「影響を受けた国語の先生でもいたのですか?」と聞き返すと、 彼女の答えは「ノー」でした。 彼女がなぜ満点を取り続けられたのか理由を聞いてみると、 幼児期の絵本から始まり、あらゆる本を読み続けてきたというのが答えのようです。 彼女の国語力は幼児期に既にできあがっていて、 幼児期以降はその国語力を発揮していただけだったのです。 本を読んでいる時は周りの音も聞こえないくらい没頭していたそうです。 私は元々数学を専門に教えていました。 教え子の中には数学オリンピックで優勝した子もいます。 数学好きの子どもに共通して言えるのは、問題を解く事自体が好きだということです。 大学に入ってからでも「大学への数学」などの問題を解いています。 「なぜそんなにたくさんの問題を解くの?」と聞くと、 「だっておもしろいんだもん。」という答えが返ってきました。 そして、もう一つ共通しているのが、 子どもの頃から「パズル好き」だった人が多いということです。 パズルは数理的思考力が発達します。 計算が早い遅いは関係ありません。 答えをいかに考えて出すか、またその考える過程がいかに楽しいかを知っているのです。 この様に一つのことが好きで、とことん突き詰めていく力が「没頭力」です。 そして「没頭」から「好きなこと」を見つけていくのです。 「没頭力」に加えてもう一つ大切なのが、 周りの人と力を合わせて物事を成し遂げる「パートナー力」です。 私の息子は重複障害を持っていて、一人で何かを成し遂げる力はありません。 私は10年余り、非常に真剣に子どもの面倒を見てきました。 私自身は大学受験で三浪し、大学院を卒業するまで四年留年しています。 29才まで真面目に物事に取り組んだ覚えがありません。 面倒を見てあげなければ生活できない息子の存在が、 そんな私に真面目に生きる姿勢を教えてくれたのです。 障害を持つ人がその人単体で能力を発揮できなくても、 親や周りの人と組む事によって影響力を持ち、人を動かし、 大きな力となることがあります。 これを私は「パートナー力」と呼んでいます。 「没頭力」を身に付け「パートナー力」によって成長していく。 これは子どもにとって大切なことだと思います。子どもたちが社会に出たとき、理不尽に立ち向かえる強さを育むために。
子育て世代の方に加え、地域を支える役割を担う幅広い世代の皆様に見ていただきたい内容です。
第2058回 「没頭力とパートナー力」 高濱正伸
http://www.sut-tv.com/show/terakoya/backnumber/post_428/
🌸3月の放映予定
■フジテレビ 3月18日(日)5:10~
🌸テレビ愛媛では「家庭力」について!
第2056回「家庭力」高濱正伸 3月18日(日)5:30~
🌸4月以降の放映予定
■テレビ愛媛 4月1日(日)5:30~ 第2058回 「没頭力とパートナー力」
■新潟総合テレビ 4月1日(日)5:30~ 第2056回「家庭力」 4月15日(日)5:30~ 第2058回 「没頭力とパートナー力」
■テレビ新広島 4月22日(日)4:00~ 第2056回「家庭力」、 5月6日(日)4:00~ 第2058回 「没頭力とパートナー力」
過去の出演はこちら↓
第2056回「家庭力」 http://www.sut-tv.com/show/terakoya/backnumber/post_426/
第2004回 「家族の危機を乗り越えて」 http://www.sut-tv.com/show/terakoya/backnumber/post_369/
第2002回 「子育ての落とし穴」 http://www.sut-tv.com/show/terakoya/backnumber/post_367/
第1961回 「旅をする子は伸びる」 http://www.sut-tv.com/show/terakoya/backnumber/post_322/
第1959回 「本当に頭がいい子の育て方」 http://www.sut-tv.com/show/terakoya/backnumber/post_319/
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