お知らせ

沖縄

沖縄というと、どうしても戦争のイメージが強く、 「かわいそうな沖縄」ばかりが取り上げられがちですが、動乱と栄光の琉球王国の歴史にも是非注目してほしいと思います。戦国時代と言っていい三山時代、三山を統一した琉球王国の第一尚氏王朝時代、そして明治時代まで続く第二尚氏王朝時代など、琉球には華々しい歴史があるのです。沖縄には、そうした歴史を物語る数多くの城跡（グスクといいます）が残っていて、大変見ごたえがあります。予習にお勧めの本は『琉球戦国列伝』 。ビジュアル重視で、 護佐丸（ごさまる）や阿麻和利（あまわり）、尚巴志（しょうはし）や尚真（しょうしん）など、琉球の英雄たちを紹介しています。 \ Pick Up / 特に注目の沖縄のスポット Ａ 今帰仁城跡（なきじんじょうあと）  Ｂ 勝連城跡（かつれんじょうあと） Ｃ 浦添城跡 （うらぞえじょうあと）    

韓国

ソウルには朝鮮王朝時代の宮殿などが多く残り、半島を舞台に繁栄した王国の栄華をしのぶことができます。そして、ソウルの北にある板門店（パンムンジョム）も必見です。現在も休戦状態で戦争が継続中の韓国と北朝鮮は、軍事境界線を挟んでにらみ合ったままですが、南北の窓口となっているのが板門店です。先日２度にわたって行われた南北首脳会談の舞台となり、ニュースで何度も板門店の映像が流れました。私たちのすぐ近くにある戦争の現実と、今まさに進行中の歴史の大舞台を、ぜひその目で見つめてほしいと思います。 \ Pick Up / 特に注目の韓国のスポット Ｄ 景福宮（キョンボックン） Ｅ 板門店（パンムンジョム）  

新潟（長岡市）

今年は明治維新１５０周年。言い換えると、戊辰戦争１５０周年でもあります。長岡藩は、家老の河井継之助（かわいつぎのすけ）の指揮のもと、旧幕府方として新政府軍と激闘を繰り広げました。しかし、河井自身は開戦には積極的ではなく、この長岡戦争は避けられたかもしれない戦いでした。長岡市周辺には、長岡戦争に関する史跡が点在しています。また、長岡は真珠湾攻撃の際の司令長官であった山本五十六（やまもといそろく）の故郷としても知られ、市内に山本五十六記念館があります。山本もまた太平洋戦争には反対の立場でありながら、結局戦いは避けられないものとなり、彼自身もブーゲンビルで戦死することになります。この夏、長岡の地で戦争と平和について思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。 \ Pick Up / 特に注目の新潟のスポット Ｆ 八丁沖古戦場（はっちょうおきこせんじょう） パーク Ｇ 河井継之助（かわいつぎのすけ） 記念館 Ｈ 山本五十六 （やまもといそろく）記念館  

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狩野 崇（かのう たかし） 花まるグループ進学塾部門、スクール FC で社会、国語、合科授業などを担当。豊富な知識と、独自の視点で展開する授業が評判で、授業以外にも座学とフィールドワークを融合したユニークな講座を次々に展開している。大人向けの教養講座や、親子向け講座（「お城を学ぶ 城下町で学ぶ」「親子で学ぼう！中東・イスラーム」「武士の都・鎌倉 歴史めぐりの旅」）など、多数開催。